Simplicity.

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水野学さんの『センスは知識から始まる』を読んだ感想。誰でもセンスは身につけられる!

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『センスというものは先天的なもので、努力しても仕方がない。』

 

 突然ですが、皆さん漠然とこんな思いを抱いていませんか?

 

ファッションでもスポーツでも美術でもなんでもそうですが、センスのある人たちを羨ましく思うと同時に「自分にはセンスがないから....」って思ったりしていませんか?

私もこの本を読むまではめちゃくちゃそう思ってた

 

だけど、実はそれは飛んだ勘違いで、実は誰でもセンス良くなれるんです。

 

『センスは知識からはじまる』が、自分の今までの”センス”に対する常識を大きく変えてくれたので紹介します!

 

 

『センスは知識から始まる』の内容

「くまモン」アートディレクションなどで話題の、 日本を代表するデザイナー発「センスの教科書」。

センスは生まれついたものではなく、あらゆる分野の知識を蓄積することで向上することを説く。 顧客の嗜好が多様化する時代、スキルよりもセンスを磨くことで、 仕事を成功させるノウハウを紹介する。

 

「センスは知識からはじまる」は、クリエイティブディレクターとして有名な水野学さんが、「センス」に関してみんなが色々な誤解をしているので、「センス」について詳しく掘り下げて行こう、というものです。

 

「センスは誰の中にでもあって、いくらでも身につけることができる。」

 

これを本書で証明し、かつ効果的なトレーニングを教えてくれています。

読んですぐ始められるものばかり!

 

この本を読む前と後では、センスについての認識が自然と変化していますね。 

 

 

 

センス=数値化できない事象を最適化すること

皆さんは、「センス」と言われてどう定義づけますか?

「センスがいい/悪い」って普段私たちは言いますが、その「センス」の定義ってなんなのでしょう?

 

水野さんは、「センスは数値化できない事象を最適化すること」だと述べています。

 

まず、「数値化できない事象」とは。

例えば、おしゃれのかっこよさや可愛さ。シーン、一緒にいる人、個性に合わせて服装の善し悪しは変わります。でも、それは、人によって違うし、数値で測れるものでもない。

同じように、経営のセンスもバッティングセンスも、数値化できないんですよね。

 

 

次に、「最適化する」とは。

「数値化できない事象」は上記で説明しましたが、確実にそれには「良い/悪い」がついてきます。

 

だから、その事象の「良いもの」と「悪いもの」を知っていれば、その「一番真ん中」がわかるはずです。もちろん、良いものと悪いものを知るためにはたくさんモノを見たり知識を蓄えなければなりませんが。

 

「最適化する」とは、その「一番真ん中」を理解した上で、それよりちょっと良いもの、すごく良いもの、とんでもなく良いものというように、要望に合わせて様々なものを生み出すことをいいます。

自分の中に「普通」という定規がある感じ...!!

 

 

「センス=数値化できない事象を最適化すること」。この定義はめちゃくちゃわかりやすいな、と思いました。

 

 

 

 

センスは知識の集積である

センスってやっぱりないよりはあるに越したことはないですよね。

 この本では、そんなセンスの具体的な磨き方を教えてくれています!

 

センスって、先天的に持って生まれたものじゃなくて、誰でも頑張れば身につけられるもの。

 

なぜなら、センスは知識の集積だからです。

 

センスは知識の集積だから、全ての「センスがいいもの」は論理的に言葉で説明できます。「感覚」で「センスのいい服」を選んでる人とかも、実は全て裏側に膨大な知識があるんです。

 

だから、逆にセンス良くなりたい人は、知識を蓄えればいいのです。

 

もちろん、なんとなく知識を集めても効率が悪いので、知識の増やし方にもコツがあります。それがこれ。

  1. 王道から解いていく
  2. 今流行しているものを知る
  3. 「共通項」や「一定のルール」がないかを考える

 

ここでは紹介しきれないのですが、本書では具体的に水野さんが何かを作り上げたりブランディングしたり服選びに役立てた知識の増やし方を紹介しているので分かりやすかったです◎

めちゃくちゃ具体的だった、、、!!

 

 他にも、自分が今からできるようなセンスの磨き方も盛り込まれていました。

 

 

 

これからは『精度の時代』が来る!

過去の歴史を見てもそうなのですが、技術の進歩がある程度進むと、今度は精度を上げる時代になります。

今後、まだまだ技術力が伸びて行く可能性は十分にあります。しかしここしばらくの間は、停滞するのではないかと僕は感じています。だからこそ、センスの良さが最も求められるようになると思えてならないのです。

 

 

 歴史を眺めてみると、技術が劇的な進化を遂げるとセンスの時代がきて、しばらくするとまた技術の時代がやってくるという”サイクル”があります。

 

戦国時代から江戸時代に入る時と同じように、高度経済成長の終わった今は精度を上げる時代。近代のヨーロッパでも同じサイクルが起っています。

 

市場はすでにセンスの方向に動き出しているから、センスのいい企業、ビジネスパーソンが求められる...!

 

 

 

 

「センスは知識から始まる」はセンスを磨きたい人におすすめ!

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私はこの本を読んで「センス」についての考え方が変わりました!◎ 

 

デザインや美術系を勉強している人にももちろんためになると思うけど、経営者や企画を考えたりする際にも役に立つと思います。

むしろこれからの時代「自分はセンスがないから」では通用しないと思う!

 

  • センスの定義を知りたい! 
  • センス良くなりたい!
  • 良くなりたいけど方法がわからない!
  • センスが経営にどう役立つか知りたい!

 

って人は是非読んで見てください!

 

読んだ後は「センス」に対する捉え方が絶対変わっていると思います!

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